Logique du sens, Gilles Deleuze (翻訳[編集中])
序 ルイス・キャロルからストア派へ
ルイス・キャロルの著作には、現代の読者を喜ばせるあらゆるものがある。子供向けの、とりわけて女の子向けの本。華やかで、突飛、そして秘教的な言葉の数々。暗号格子、コード、解読。デッサンと写真。精神分析的に奥深い内容、論理的かつ言語学的に模範となるような形式主義。そして、こうした現代的な喜びの彼方にある何か別のもの、意味と無意味の戯れ、カオス-コスモスがある。しかし、言語と無意識の婚礼は、これまでにもすでに十分に様々な仕方で成就され、祝福されているのだから,あらためて探求される必要があるのは、まさにルイス・キャロルにおいてその婚礼がどのようなものであったのか、何と結びついたのか、そしてその婚礼が、彼において、何を祝福していたのか、ということである。
私たちは、意味の理論を形成する一連のパラドックスを提示する。意味の理論がパラドックスから切り離すことができないことは容易に説明がつく。というのは、意味とは、現実存在しない実体であり、無意味とさえもとても特別な関係をもっているからである。ルイス・キャロルの特権的な位置は、彼が初めて、意味のパラドックスを、収集し、時に更新し、はたまた発明したり準備したりしながら、大きく扱い、大舞台に引き上げたことに由来する。…
*修士論文に行き詰ったりとかしたときに、気分転換に、気まぐれに翻訳していきます。フランス語は独学でかじっているので、訳し間違いがあるかもしれません(いや、あると思います!)。「第一のセリー」ぐらいまではやってみたいなと思っています。